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卯年は「飛躍の年」と言われるが、苦難に直面した時は

本年は明るいニュースや出来事が起こることを願っております。

令和5年は「卯年」癸卯。

「癸」は物事の終わりと始まりを意味します。

これまでの努力が花咲き、実り始める頃。卯年は「飛躍」「向上」の年。

2022年は前年から引き続いてコロナウイルスの感染拡大が私たちの生活に大きな影響を与えましたが、だんだんと感染状況が好転し、回復の兆しが見え始めた方も多くいます。

2023年は、今までの数年間から大きく「飛躍」し生活の「向上」する年になってほしいもの
です。

日蓮聖人の御遺文にこのような一節があります。

「法華経を信ずる人は冬の如し冬は必ず春となる」

これは妙一尼に宛てたお手紙の中の一説です。

妙一尼は日蓮聖人が佐渡流罪の折に、御衣などを供養し、信仰深い方でした。夫を亡くされ、幼き子を抱えてての生活。人生の苦難の中にいた妙一尼を励まされた一節です。

この励ましにより子を育て、信仰者としての人生を全うされました。

よく「苦しい時の神頼み」と批判される方がおられますが、私は違うと思います。

苦しい時だからこそ一生懸命に心の底から祈るのです。この祈りは本物です。ご守護神に通じない
はずがありません。

ただ忘れてはならないのは、事が成就した時に「その時の祈りの気持ち」を忘れずに持てるかどうか、ということであります。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」であってはならないのであります。

人生に苦はつきものです。祈って祈って、お題目を唱えて唱えきり、ご加護を頂きましょう。

本年もよろしくお願いいたします。

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